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革財布の取り扱い方

小物を見ればその人がわかる?

オシャレとだと言われる人の共通点に、小物選びのセンスの良さが挙げられる。
よく見ると、間に合わせで用意したものを使っているのか、こだわりのもとで選んだものなのか、一目瞭然である。
決して高価なものを選ぶ必要はないと思うのだが、大人になったのなら、使うものはある程度良いものを選んだ方が良い。
なぜなら、使用しているアイテムによって、その人の印象も大きく左右されてしまうからだ。

財布も慎重に選ぶことをおすすめする。
どんなものを選んだら良いかわからないのであれば、やはりレザー製を選ぶのが良いと思う。
ただし、どんなに良いものを購入しても、お手入れがされていなければ、せっかくのアイテムもすぐにくすんで見えてしまうから要注意だ。

革財布の注意点について

財布に限ったことではないが、革製品は極力雨に濡らさない方が良いと言われている。
また、もし濡れてしまったら、早めに正しい対処法で守ることも大切である。
なぜなら、雨に濡れてしまうと、シミになったりカビが生えてしまったりするからだ。

革製の財布が濡れたときは、すぐにハンカチやティッシュなどで水分を取り除くようにする。
その後陰干しすれば、ほとんどの場合、それほど被害を被ることはない。
ただし、ドライヤーを使うのは避けることをおすすめする。

また、日頃から十分な保湿を行っていれば、雨に濡れてしまっても、シミになりにくい傾向がある。
こういった理由からも、適度な保湿と定期的なお手入れが必要だと言えるだろう。

定期的な財布のお手入れ方法について

面倒に思うかもしれないが、やはり日頃から財布のお手入れが必要である。
適度にお手入れをしながら、財布のコンディションを整えることで、長く良い状態を維持できるからだ。

方法もそれほど難しくはない。
まず、乾いた布で財布の汚れをふき取る。
次に、専用のクリームなどを使って、隅々まで丁寧に塗る。
その後、直射日光が当たらない場所で1~2時間程度放置しておく。

最後に、もう一度乾燥した布で優しく吹き上げたら完了だ。
2週間に一回程度のお手入れが理想的だが、難しい場合は様子を見ながら1カ月に一回くらいのお手入れでも良いだろう。
ただし、冬など乾燥しやすい季節は、革製品も乾燥しやすいため、いつも以上にお手入れ頻度を上げたほうが安心だ。

傷つけないコツについて

これで、一般的な財布のお手入れ方法の説明は終わりだ。
もう一つ伝えておきたいことがある。
それは、財布に傷を付けないコツについてだ。

多くの人が、財布をポケットに入れて歩いていると思うが、できればカバンに入れて持ち歩いたほうが傷が付きにくい。
細かな傷が付くのも、また革製財布の醍醐味という方もいるから、気にしなければそれでよいのだが、気になる方は、持ち方を工夫してみるのも良いかもしれない。