バイクとの相性がいいレザーパンツ
バイク乗りのファッションと言えば、レザージャケットにレザーパンツが定番だ。
レザーパンツは機能性を重視して開発されたものだが、今ではファッションの1つのジャンルとなっている。
バイカーとしての雰囲気を出すためにレザーパンツを履き始めた、という人も少なくないだろう。
しかしバイクとレザーパンツは、単なるオシャレな組み合わせではなく、様々なメリットがある相性のいいコンビネーションなのだ。
バイクに乗る際のレザーパンツのメリット
1つ目は耐久性だ。
レザーパンツの材料である皮は、耐久性に優れている。
そのため、バイクで転倒しコンクリートの地面に投げ出されても、皮膚にダメージが加わることはほとんどない。
また、その摩擦に対しての強さは又ずれやシートとのこすれによるパンツの摩耗も防ぐことができる。
2つ目が耐熱性だ。
本革は熱に強く、120度まで変形せずに堪えることができる。
大型バイクに乗る人なら分かるだろうが、エンジンやマフラーは驚くほど熱くなる。
さらに夏場に長時間外にバイクを放置していると、シートやボディーの表面の温度が触れることができないくらいにまで上昇している。
そのバイクに普通の化学繊維のパンツで乗ってしまうと、火傷をしたりパンツが溶けてしまったりする恐れがある。
しかしレザーパンツを履いていれば、その程度の熱なら耐えることができるのだ。
3つ目は皮の摩擦性だ。
どういうことかと言うと、皮のパンツが車体に張り付くことで、下半身が安定するのだ。
その結果、ブレーキをかけても体が前のめりになることが無く、ハンドルを用意に操作できるようになる。
体に無理な力がかからないので、腰や腕の関節痛の予防にもなる。
4つ目は防風性で、1度でも乗ればわかるが、バイクに乗っていると寒い。
汗ばむほどの気温でも、バイクの上で風に当たっていると体感温度は冬場と変わらないくらいだ。
そのため、ウェアには気を使わなければならない。
レザーパンツは風を通さないので、バイクの上での防寒対策にはうってつけなのだ。
5つ目は長持ちするということだ。
本革はちょっとやそっとでは破れないし、くたびれてしまうことも無い。
また、色あせてもみすぼらしくなることは無く、むしろ味が出てカッコいい印象にもなるのだ。
手入れを怠らず、体型さえ維持していれば一生履き続けることも可能だ。
本革のレザーパンツは値段が高いが、数年で傷んでしまう化繊パンツよりも、長期的にはコスパが良いだろう。
レザーパンツはバイクに長時間乗る機会が多い人にとっては、無くてはならないアイテムである。
経済的な無理を多少してでも1本持っておくと、バイク生活が少し豊かなものになるだろう。