
本革とは
素材の1つとして本革がある。
革といっても種類が豊富で、牛をはじめ馬・羊・鹿など種類も豊富だ。
こういった動物の革のことを本革(別名天然皮革)という。
人にはそれぞれ身体にも個性があるが、動物にも個性が存在している。
例えば毛穴や血筋はもちろん、動物であれば生きている環境の中で身体に傷が残ってしまうことなどもあるだろう。
こういった違いも本革ならではの魅力で、本革は動物の種類や年齢によって質感が変わってきたり、呼び方自体が変わってくることもある。
合皮とは
本革に対して、合皮と呼ばれる存在もある。
合皮というのは天然の布地に合成樹脂を塗布して表面部分を天然の皮革に似せて作られたもののことを指している。
合皮はフェイクレザーと呼ばれることもある。
合皮でよく使われる合成樹脂として使用されることが多いのがポリ塩化ビニールやポリウレタンなどでプラスチック素材に似ていることから水をよく弾く上に汚れにも強いという特徴持っている。
革の質感自体は意識して作られているため、品質の差自体はそこまでないのだ。
しかし、ビジュアル面ではそこまで大きな違いはなくとも本革にしか出すことができない魅力も存在しているため、本革とまったく同じ同等のものとは言えないだろう。
天然ならではの表情
本革の場合は、実際の動物の皮を加工して使用しているためその個体の個性が革に出てくるのだ。
たとえば、本革では動物のもつ毛穴や血筋などといったものを見て楽しむこともできる。
さらに本革は使えば使うほど馴染むという感覚も堪能することができる。
また使用する人や環境によってことなる経年変化を楽しむことができるので、買ってから長く楽しむことができるのだ。
本革は値段的にも比較的高価なイメージがあるがその分扱いに気を付ければ10年近く使用し続けることも可能だ。
長い間そばにおいておけるアイテムとなっている。
扱いには気を付ける必要がある
合皮は水や汚れに強いという特徴を持っているが、本革は濡れたり汚れにあまり強い素材ではない。
そのため水に濡れることでシミになってしまうこともあるし、色移りしてしまうこともあるので気を付けよう。
保管する際にもうっかりしているとカビが生えてしまいダメになってしまうこともある。
なので、保管する場合は通気性の良い場所においておくことを意識したり保管場所の換気を怠らないようにしよう。
本革の方が扱いに慎重になる必要があるものの、扱いをしっかりしていれば時間の経過と共にその変化を楽しむことができる良い相棒となってくれるだろう。
本革のアイテムは1つは持っておいても損はないだろう。
一度持ち始めてみれば本革の持つ魅力に魅了されてしまうはずだ。