レザーの違いについて
レザー製品と聞いて、真っ先に思いつくのが牛革製品だと言う人も多い。
確かに、牛革でつくられたバックやシューズなどは、豊富にそろっているため、比較的身近な存在に感じられるかもしれない。
しかし、このほかにもいろいろなレザー製品は存在していて、馬、羊など、牛以外の革製品も多く目にする。
馬の皮を使ったものを「ホースレザー」というが、全体的な特徴として、キメが細かくて柔らかく感じられる。
いろいろな種類があるので、興味がある方は、特徴を比較しながら選んでみると良い。
また、羊の皮は、「シープスキン」という。
こちらも柔らかいのが特徴だが、それに加えて通気性が良いといった魅力もある。
ブライドルレザーとは?
いろいろとウンチクを並べた見たが、今日一番に紹介したいのは、「ブライドルレザー」だ。
馬具用につくられたものであり、馬の顔の近くに着けるブライドルからこの名前が付いたのだそう。
今から10年くらい前にブライドルレザーに注目が集まり、それと当時に人気が集中したのだが、それは、多くの魅力を兼ね備えていることが理由である。
ブライドルレザーを使用し始めると、よく白っぽいパウダー状のものが見られる。
このレザーの特徴を知らない人が見ると、何か良くないことが起こっているのだと誤解してしまうのだが、そんなことはない。
これは、ブライドルレザーの特徴でもあるのだが、白いパウダーのようなものはブルームと呼ばれるもので、長く使い続けていくうちに、これらも変化していく。
その過程を味わうのも、ブライドルレザー製品を使う醍醐味なのだ。
部位によっても違いがある
ブライドルレザーは、部位によって違いもある。
どれが良いかは、人それぞれの好みによって決まってくるのだが、迷うようであれば、ベンズ部分をつかったアイテムを選んでみてはいかがだろうか。
背から腰にかけての部位をベンズと呼ぶが、細かな繊維になっており耐久性に優れているのが特徴だ。
また、ショルダー部分を用いたアイテムは、しっかりした印象があり、硬いのが特徴である。
こちらも耐久性に優れているので、良いものを長く使いたい方にもぴったりだ。
お手入れ方法について
レザー製品は、どんなものであれ、お手入れをしっかりやるのが鉄則である。
これを怠ってしまえば、せっかくの良いアイテムが、残念な結果になってしまったり、長く使用することができなくなるからだ。
では、ブライドルレザーのお手入れ方法は、どうなっているのだろうか?
使用を開始した直後は、簡単な対応で問題ないだろう。
ワックスなどを使わずに、軽く汚れをふき取る程度で十分である。
しばらく使って乾燥が感じられるようになったら、程度にお手入れすると良いだろう。